お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Someone Is Watching(見てござる)

 先日のニュースによりますと、四国八十八箇所を巡拝する四国遍路に、さい銭泥棒が相次いで起きているとのことです。信仰の場での行為であるだけに、寺々(曹洞宗)の住職を嘆かせているといわれます。被害を防ぐために、寺の多くが監視カメラを設置せざるをえない事態になっているといいます。                           
 こうした状況の中、ある寺の僧侶の(大まかですが)次のような話が心に残っています。「心の安定を求めて訪れてくるお遍路さんにとっては、見張られているように思ってしまう監視カメラは、できれば設置したくありません。昔から日本には『お天道(てんとう)様に恥ずかしくないようにしなさい』とか、『草葉の陰でご先祖さんが泣いているぞ』というような言葉があり、それが今も“心の監視カメラ”になっていると思うからです。」   

 僧侶の「お天道様に…….  」の言葉からは、私が幼かった頃、祖母や大人から子供たちが悪い事をしないように注意を受けるときは、「お天道様が見てござるんだよ」と、諭されることもありました。今の私には、お天道様ではなく、               


阿弥陀さまが見てござる」という言葉が、何かと、“心の監視カメラ”になっています。(The words “Amida Buddha is watching me,” have on all occasions become ‘the
monitor camera of my mind.’)