Where to Burn?(どこで燃やすの?)
Where to burn the growing number of dead?
According to the Ministry of Health, Labor and Welfare, 1.3 million Japanese
died in 2015, the most in a single year since the end of World WarⅡ. This
number will continue to increase, exceeding 1.6 million by 2030 and peaking
at 1.669 million in 2040. That’s a lot of corpses to manage, and a sideshow of
the demographic crisis is that there aren’t enough facilities available to
“process” these bodies. Japan does not have enough crematoria.
<The Japan Times On Sunday>
(訳) 増え続ける遺体をどこで燃やすのか
厚生労働省によれば(日本では)2015年には130万人が死亡した。これは、第二次世界大戦後の年間死亡数としては最も多い。この年間死亡数は増え続け、2030年までには160万人を突破し、2040年には166万9千人のピークに達するだろう。これは、弔わなければならない遺体の数が非常に多いということであり、老人層増加(に伴う)危機の二次的な問題は、これらの遺体を“処理”できる十分な設備がないことだ。日本には十分な火葬場がないのである。<ジャパンタイムズ オンサンディーより抜粋>
老人の死亡率の増加で、火葬場が不足してきているという事態が現実に起きているとは知りませんでした。死亡数は2040年にピークに達し、それ以後は減少に転じるそうです。そのため、今後20年間は火葬場の機能を高めたり増やしたりして対処していかなければならないといいます。
遺体は魂の抜け殻とはいえ、身内の者や親しかった人が亡くなったときは、遺体でも愛着はつきないもの。きちんと対処して荼毘に付したいものです。そのためには、火葬の設備は不可欠だと思われます。また、葬儀は亡くなった人を縁として我が身の後生を考える良い機会として受け止めたいと思います。