お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

仏さまのまねごとをする ( Following Amida’s Example ) 

 仏教には、財のある人は財を施し、財のない人でも「無財の七施(しちせ)」と言って、財産やお金がなくてもできる施しをしなさいという教えがあります。          

 ①人に対する優しいまなざし[眼施(げんせ)]、②柔和な顔で接する[和顔悦色施(わげんえつじきせ)]、③他人に対して優しい言葉で接する[言辞施(ごんじせ)]、④自分を律して人に礼を尽くす[身施(しんせ)]、⑤愛情のこもったこころで相手に接する[心施(しんせ)]、⑥他人に座席を喜んで譲る[床座施(しょうざせ)]、⑦家や部屋を他人とあたたかく接する場所にする[房舎施(ぼうしゃせ)]、の七つが、無財の七施です。           

 仏さまになれないにしても、仏さまのまねをして、財のある人は財を施し、財が無くても「無財の七施」を心がけるようにする。「仏さまのまねごとをしているから、私は正しいことをやっているのだ」と自慢するのはよろしくありませんが、「せめて、仏さまのまねごとをさせていただきたい」という気持ちで日々の暮らしをしていくことは、素晴らしいことだと思います。                                   

    【 『人生は価値ある一瞬(ひととき)』 大谷光真  PHP  】       

 

 絵像に描かれた阿弥陀仏のお姿には、「無財の七施」を説明されている、優しいまなざし、柔和な顔、優しい言葉、礼を尽す、愛情のこもった心、喜んで譲る、あたたかく接する、等の言葉がすべて表現されているように感じられます。どこまでも優しい慈悲の仏さまです。 

 「せめて、仏さまのまねごとをさせていただく」。                  

 日々の暮らしが、豊かな気持ちで満たされることでしょう。( I believe we are filled with satisfied feelings in our daily lives. )