憎しみも怒りも自分の心から生じる (Hatred and Anger are Born of One’s Own Mind)
争いが起こる原因は、双方それぞれに何かの条件があるからです。
(略)
自分に都合のよい理屈を振り回すよりは、相手が悪いかどうかは別として、「自分にも悪いところがあった」と顧みる。そして、「相手にも何か怒る理由があるに違いない」と想像をめぐらせ、こころを開いて相手と向き合う。すると、腹が立っても、自分は何に腹が立っているかを冷静に見つめ直せ、やみくもに怒りを爆発させずにすみます。自分の問題点を改めることで、相手との関係を改善していくことができ、争いも少なくなるでしょう。
憎しみも怒りも相手のせいではなく、自分のこころが生んだのだと自覚ずるだけで、人生は生きやすくなります。
【 『人生は価値ある一瞬(ひととき)』 大谷光真 】
上記は後半部分ですが、前半部分には「憎しみを抱いたり、怒っている原因を突き詰めれば、相手にあるのではなく、自分の思いどおりにならないからにほかなりません」とも書かれています。つまり、「憎しみも怒りも自分の心が生んだもの」なのです。
「このことを自覚するだけで人生が生きやすくなる。( Life is easy for us to live just
only knowing this. )」。 いいですね!