人事を尽くした後で ( After You Do Your Best )
前々回の当ブログ(8月29日)で、「人間としてのはからいをやめてしまって、すべてを阿弥陀仏にお任せする」ことが大事であるという主旨の文を紹介させて頂きました。因みに「はからいの」の意味は、国語辞典によりますと、「考えて処置すること」です。そこで、このお任せするタイミングですが、それをいつにしたらいいのかが問われると思われます。考えて処置するということですので、どれくらい考えてのことなのか、あるいは考えてもわからない時などは、すぐにお任せしてしまってもいいのか等、悩ましいところです。
ところが、この疑問に対しては、「人事を尽くして天命を待つ」という言葉にその回答がありました。つまり、「人間としてできる限りのことをして、後は天命に任せる」ということです。
浄土真宗の立場からすれば、「人事を尽くした後で、阿弥陀仏にお任せする」ということですね。
人事を尽くして天命を待つ: Do your best and leave the rest to Amida Buddha.