お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

金持ちでも駄目(Even If the Rich are the no Goods)

 蓮如さまは、教えられた。「堺の大商人、日向井屋は、銭三十万貫も持つ大金持ちだったが、ついに亡くなった。だがあの人は、阿弥陀如来の広大な眼の世界に背を向けていたから、目覚めた人、仏にはなれない。それに比べて大和の国の了妙は、普段着にも不自由する貧しい身であったが、明るい眼を頂いていたから、間違いなく仏に成る」と。

    ( 現代語訳) 『 蓮如上人御一代記聞書 』  高松信英  法蔵館 

 堺の大商人と言われる日向屋は、大金持ちだったがついに亡くなったと書かれています。その背景には広大な眼の世界に背を向けていたから、目覚めた人、仏にはなれない。この裏返しとして大和の国の了妙という人は明るい眼をいただいていたから、間違いなく仏に成る旨書かれています。明るい眼、つまり信心を頂いているかどうかが大切なところです。