お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Light from Ten Kalpas Ago(十劫の昔の光)


I went to Kyoto this March to take part in a certain Buddhist gathering, where Mr.
Omine spoke. He is an honorary professor at Osaka University and priest of
Senryuji Temple of his own in Nara.
“ When you see stars at night, you may find some ones which are eight billion light
years old. Those stars began to give off light eight billion years ago, ” he said.
“ However, light of Amida Buddha has continuously been reaching us as long as ten
kalpas.”
I was deeply moved with his talk and rejoiced. His talk made me become aware again
that I had already seen and caught light.


 今年三月、京都で開かれた仏教講座に参加する機会に恵まれました。講師は大阪大学名誉教授で、専立寺住職の大峯顕先生でした。先生はお話の中のほんの一部の事に関してですが、次のようなことを話されました。
 「今見ている星が八十億光年の星だとすると、見ている光は、その星から八十億年前に発せられたものだから、八十億年前の光を今見ていることになる。ところが、阿弥陀仏の光は十劫の昔からずっと我々を照らし続けていて、今もここに届いているのである。」というような内容でした。
 八十億年前の星の光を今見るという事は、何とも余りに遠すぎて不思議な感じが拭えません。ちなみに、現在望遠鏡で確認されている最も遠くから来る光は、150億光年だそうで、地球の年齢が約46億年と言われているので、それよりずっと前の光ということになります。そんな昔の光を今見ているわけです。
 ところが、人知を超えた弥陀の光は十劫の昔からずっと届いているという事実、私は先生のお話を聞いてとても感銘をうけました。もう既にその光を受け止めることができたことを新たに実感すると同時に、心が喜びで一杯になりました。
 とても実りあるお話でした。