お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Humans versus Animals(人間対動物)

“Humans would be also-rans in all-species Olympics.”
Human beings would be made to look decidedly unimpressive were animals

allowed to compete in the Olympics ______ outperformed by the likes of kangaroos,
gorillas and ostriches, according to a recent science paper.
Usain Bolt, currently the “ world's fastest man,” may just be able to outrun a
Dromedary camel but would trail the cheetah, greyhound and ostrich in a sprint race,
said a feature in the‘Veterinary Record ’journal. (The Japan Times Weekly)    
  “人間は全種出場のオリンピックでは等外になるだろう”
 最近の研究論文によると、人間はもし野生動物がオリンピックに出て、人間と競争するとなると、明らかに印象が薄くなりそうだ。それは、人間はカンガルーやゴリラ、ダチョウ等のような動物に勝ち目がないからである。
 現在、世界最速の男と言われるウサイン・ボルト選手でも、短距離走ヒトコブラクダをやや上回る程度で、チータやグレーハウンド、ダチョウには勝てないと、獣医学誌の記述にあった。(以上訳)


 四年に一度のオリンピックも、つい先日終わりました。それに関連して新聞に、英国の獣医学誌に発表されたとされる記事について書かれていました。上の英文は、そのほんの最初の部分だけですが、興味を引いたので取りあげてみました。
 上の文に続いて、その記事では、人間は単に走ったり、跳んだり、泳いだりの競争では、とうてい野生動物にはかなわないと、野生動物の高い身体能力を評価しています。けれども、たった一つ人間には優れた点があると言っています。それは短距離走長距離走、超躍、水泳など様々な運動ができること、つまり多才であることです。だから、十種競技のような種目では負けることはないと述べています。 
 私はこの記事から更に進んで、人間の優れたところは、フランスの哲学者パスカルの、あの有名な言葉、
Man is but a reed, the weakest in nature, but a thinking reed.
 (人間は1本の葦にすぎない。自然の中で一番弱い。しかし人間は考える葦である。)
に表現されていると思います。人間は動物と違って考える力があることで、その優位性がはっきりとします。 
 でも、何より優れた点は、仏教について考える力、そして聞く力を持っていることだと私は思います。