お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

一人を慎む

 「疑いなく信じておまかせするもののことは、阿弥陀如来がよくご存じである。阿弥陀如来がすべてご存じであると心得て、身をつつしまなければならない。目には見えなくてもつねに如来がはたらきかけてくださっていることを恐れ多いことだと心得なければならない」と蓮如上人は仰せになりました。
   【 「蓮如上人御一代記聞書」(現代語版) 本願寺出版 】


 「一人を慎む」という慣用語がありますが、広辞苑には「人前だけでなく、ひとりでいる時も己をつつしみ、道にそむかないようにする」とあります。このことに関して蓮如上人は、目には見えなくても阿弥陀如来は常に「私」をお見通しで、ご存じであるから、その働きかけに対して、恐れ多いことだと身を慎まなければならないと仰っています。
 とかく私たちは人前だと他人の目を気にして身を慎もうという気持ちになりますが、阿弥陀如来が“常”に働きかけておられることを思えば、一人でいる時もその気持ちは同じでなければならないと、上人は教えておられます。
 一人の時でも、阿弥陀如来の目を気にするということですね。心したいことです。


一人を慎む
Behave myself decently even when I am alone.