お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Machine Translation(自動翻訳)

 私の知人が英語の自動翻訳(機械翻訳)を試みたところ、日本文はさっと出てきたものの、単語の羅列が多く、日本文になっていないというようなことを話していました。例えばその一例を紹介します。
英文:
Thus it remains unknown whether higher diuretic requirement is simply a marker for
higher risk.

翻訳文:
「したがって、それは残ります。未知、かどうか、より高い利尿の要求、単により高い危険のためのマーカーです」
※これでは意味がわかりませんね。
念のため正しい日本文は「このように、より高度の利尿(効果)を求めることは、単にそのことが更なる危険へと進む目印となるのかどうかはわかっていない」です。


 また、次の事がらは昨年の5月頃の新聞が報じていたことですが、官公庁の東北観光博の外国語版ホームページに自動翻訳による観光案内があり、そこには次のように記載されていたそうです。
英語版で:
秋田市」は「飽きた市」と表示。
中国語版で:
なまはげ」は(「なまはげ体験講座」の翻訳の中で)「はげ頭病」を意味する表現に。
ローマ字で:
仙台市の「旧伊達邸鍾景閣」は「キュウイタツテイ*ケイカク」と表示。
※これらの間違いは、コンピューターに東北特有の固有名詞の辞書機能がなかったことが原因だったそうで、もちろんその後、きちんと訂正されたということです。


 ところで英語には、“Translators, traitors.”「翻訳者は裏切り者」(翻訳は原作とは別のもの)という言葉がありますが、この表現、人間にとっても機械にとっても、翻訳とは難しいもの、ということを言い得て妙だなぁと思います。