お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

The Trip by 3.5 Married Couples(3.5組の夫婦旅行)

 毎年恒例の3.5組の夫婦一泊旅行が今年も終わりました。本来なら4組の夫婦旅行なのですが、私の夫は数年前に亡くなったので、3組の夫婦と私の3.5組になったわけです。この夫婦どうしの旅行が始まってから約40年。でも夫たちからすれば、彼らの交流はそれ以前から続いていたので、50年近い集いになります。
 夫が死去してから初めての年の旅行には、皆から「是非参加して」と勧められたのですが、なんだか一人の参加は場違いのような気がして、その年は欠席しました。これは、その時の宴会でのことですが、3組の夫婦、6人が部屋で夕食を囲んでいると、ハエが一匹どこからか現れ、あちらこちら飛び回り、どうしても出ていかなかったそうです。夫たちは「〇〇〇だ、〇〇〇だ、〇〇〇が会いに来てるんや」(夫たちの間ではお互いの名前は呼び捨てです)と言って、面白おかしく騒いでいたということを後で聞きました。そして「〇〇〇はいつも皆の心の中に生きているよ」という言葉を聞いた時は、夫は幸せな人だな、と思いました。

 そんなことがあってから、「もうここまで来れば夫婦どうし、お互い兄弟(姉妹)みたいなもんやない」と言われ、私も皆の優しい言葉にほだされて、再び仲間に加えてもらうことにしたのです。  
 会えば無事に会えたことを喜び、昨年のことが昨日のように思い出され、話も尽きません。本当に兄弟(姉妹)のような親しみや温かみが感じられます。交わす話の内容は年齢と共に変わり、今年は、「誰か、薬飲んでる人いる?」とか、「どんな薬飲んでるの?」と、「薬」という言葉が初めて飛び出し、「年相応になったもんやね」と、皆で大笑いしました。  
 別れ際、「いろいろとありがとう。気をつけてね。お元気で」と交わす短い言葉にも、お互いを思いやる気持ちがにじみ出ているような感じがしました。不思議なえにしで結ばれている4夫婦、私にはとても大切な人たちです。次回の旅行を一期一会の縁と大事に思い、その気持ちを暖めながら待ちたいと思います。


My impression:
I have taken part in the annual trip by 3.5 married couples, which has continued
for about 40 years. The group consists of three couples and me, and so I call it 3.5
couples. We now think as if we were brothers and sisters with one another. They
are very precious to me. I would like to look forward to seeing them next year with
a feeling of “the once- in- a- lifetime chance.”