お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Satisfaction at This Moment(今の満足)

 近所の人に誘われて、ある講演会に参加しました。演題は「心と体の健康づくり」。講師は71歳男性で被爆体験語り部、心理カウンセラー、県ユネスコ協会副会長、その他の肩書きを持ち、各地で講演活動をしている人でした。その方は心身一如ということを土台にして、いかに健康づくりをして長寿に結びつけるか、ということを話されたのですが、自身のさまざまな体験、および医学的根拠等を交えての内容は、説得力のあるものでした。
     
 そのためか、その講師が「私の目標(とする)年齢は125歳です」と言われた時は、エッと少し驚いたものの、なんとなく納得できる気がしました。現在日本の100歳以上の人口は5万4千人を超えていますから、その講師の方から見れば、100歳という年齢はもはや目標年齢ではなく、当たり前の年齢だそうです。因みに現在の世界の最高年齢は(日本人の)115歳だと今年9月の新聞で報じていました。
  
 人の一番の望みは「死にたくない」、つまり「いつまでも生きていたい」ということだと考えられますから、講師の方のように各自の目標年齢に向かって心身共に健康で生きていくことは、誰もが望むところでしょう。そして希望通り目標年齢に達した時、満足して人生を終えられたらすばらしいだろうと思います。
    
 しかし私たちは一寸先は闇という儚い世界に生きています。目標年齢がいつ崩れるか分かりません。実際一寸先に崩れてしまうかもしれません。それは間違いのない真実なのですから、その闇にいつ突入しても満足していられるためには、‘今’、自分自身が満足した身でなければならないと考えられます。‘今’の、何時寿命が尽きても大丈夫という心の満足があってこそ、目標年齢まで健康で長生きできれば、それこそ真に充実した人生になり得ると思います。


My impressions:
There is no knowing what may happen even an inch ahead. We live in such a
transient world. Therefore it can be considered that you must confirm your mental
satisfaction at this time in order that you can be content in your mind should you
plunge into the darkness anytime, anywhere.