お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Life Is But a Dream(人生は夢)

 本当に変わらないものに出会った人には、人生というものは夢、まぼろしだということがわかります。言いかえると、お念仏を抜きにしてどんなに人生はかないと言ってもこれはちょっとそう言っているだけのことではないかと私は思います。「人生はかないですな、ほんとうに何が起こるかわかりません」と言っている人でも、実は自分はなかなか死なないと思っているのです。自分を抜きにして世の中だけ変わると思っているのです。人生ははかなく、私は罪悪生死の凡夫だということは、仏さまの教えに出会った時初めて肝に銘じてわかることでしょう。                             
  【 「『浄土の哲学』高僧和讃を読む 上」 大峯顯 】


 人生は夢である、とは「仏さまの教えに出会った時初めて肝に銘じてわかることでしょう」。(It won't be until you meet the teaching of the Buddha that you deeply
realize life is a dream.)

 夢でしかない人生なら空しすぎますね。本来なら前回書いた私の思い出話など、いくら懐かしんでも空しいままで終わりです。でも「本願力に遇いぬれば空しく過ぐる人ぞなき」(東井義雄)と言われます。すべてが空しさから解放されるのですね。有り難いことです。