お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

0ne's Old Age(老後)

 今年の第一生命企画コンクールでのサラリーマン川柳100選が発表されました。その中で目を引いた一首に老後にと 貯金使わぬ 父70(雅号:はてはて)があります。

  
 この川柳の作者のペンネーム、「はてはて」さんという名前から推測すると、「はてはて私の父はこの先どれくらいの老後があるのやら」という思いではないでしょうか。子供としての立場からすれば、ごく自然な気持ちのように思われます。でも60代くらいの年齢からすれば「はてはてどのくらい」と勘ぐる気持ちはまだ弱いように思われます。子供さんがお父さんと同じ70歳になった時に、はてはてどう思われるのでしょうね。 

 
 ところで今から20数年前になりますが、きんさん、ぎんさんという双子の姉妹が揃って元気な100歳の誕生日を迎えたことがきっかけで、一躍日本中の人気者になられたことはまだ記憶に新しいところです。テレビに何度も出演されているのを見ました。そんな折(私の記憶が正しければ)あるテレビ番組に出ておられた時だと思うのですが、司会者から「お二人はテレビにもよく出て、出演料なども沢山もらっておられると思うのですが、何に使われますか」と聞かれた時、真面目な面持ちで「老後に備えます」と答えておられました。

 
 それを聞いた時、失礼ながら、何か可笑しさが込み上げてきたのを思い出します。因みに二人は107歳と108歳で亡くなられました。

   
 私たちは頭では老後の先は短く、死ぬのは近いということは十分わかっていても、心の底では「老後」は、いつまでも続くようにしか思えないのが偽りのないところでしょうね。


My comments:
You know well in your head that your old age will not go on so long, and that it will
not be long before you die. But you believe at the bottom of your heart that your
remaining days last forever.