A Mystery（不思議なこと）

　称名念仏は阿弥陀如来の行であると教えられています。即ち念仏を称えることは人間の行ではないのですから、私が自発的に自分の力で称名することは絶対にできないわけです。　
　ところが、「南無阿弥陀仏」と念仏が無意識のうちにでも口をついて出てくるとは、なんとも不思議なことです。( It is really a mystery that nembutsu escapes from
my lips unconsciously. )　この念仏が口に出ることを、大峯師は「こだま」とか「反響」という言葉で表されています。また手品師さんのブログ（2014−06−07）に、「おうむがえし」とありますが、分かりやすい表現だと思います。