お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

The Buddha’s Eyes(仏さまの眼)

 きれいな瞳といえば、世界的に知名度の高い‘真珠の耳飾りの少女’を思い出します。あのきれいな目と、顔の表情は多くの人を引き付けてやまないようです。特にぱっちりとした円らな瞳は何かを語りかけているようで、見る人にさまざまな感情を抱かせるのではないでしょうか。可愛い、情熱的、優しい、ふくらか、澄んだ、無邪気な、無垢、清い、等々… 。その少女の目の前をぐるっと180度回ってみると、少女の目もまたぐるっと私を追いかけてくるように思います。                              
 これと対照的に仏像に見る仏さまの眼はどうでしょう。ぱっちりとは開けておられません。そうかと言って、つぶってもおられません。よく見るとうっすらと開けておられます。つまり、半眼の眼(まなこ)なのです。だからでしょうか。仏さまの眼の前をぐるっと180度回っても、その眼に追いかけられることはありません。そのため、絵の少女に感じるようなさまざまな感情もありません。ただ、内に秘められた慈悲の心だけがジーンと伝わってくるような感じがします。何だか気持ちが落ち着き、安らぐのです。まさに慈悲の眼とは、仏さまの眼を指すのだと思います。                                       
My impressions:
What does a Buddha’s eyes in Buddhist images or statues look like? He doesn’t open
them wide nor close them up. A close observation of his eyes tells that the Buddha’s
eyes are half open. When I look at his half-open eyes, I deeply feel his mercy and
compassion, and somehow feel serene and relaxed. The Buddha’s eyes really feel
merciful and compassionate.



真珠の耳飾りの少女[ Wikipedia ]
真珠の耳飾りの少女」は1665年に描かれたヨハネス・フェルメールの絵画であり、フェルメールの代表作。「青いターバンの少女」とも呼ばれる。オランダのハーグのマウリッツハイス美術館にある。