Being Superstitious(御幣かつぎ)
例年、年末になると、スーパーなどにしめ飾りや、しめ縄が並んでいます。数百円から数千円のものが揃えてあるようです。いつもこのような売り場を見ると思うのは、仏教信者は「どれを買おうか」というようなことで悩む必要がないので、気楽だなということです。
蓮如上人は御文章(一帖目九通)の中で、涅槃経で説かれている「如来の法の中に吉日良 辰(きちにちりょうしん)を選ぶことなし(仏の教えにおいては、良い日を選び分けることはない
御幣かつぎ(縁起をかつぐこと)、つまり迷信を離れ、正しい信心を得るには、阿弥陀仏一仏に向くより以外にない、と気づかされることが世の中には溢れています。特に年末年始は、しめ縄を取り付けたり、神社仏閣への初詣で等の行事が多いので、その思いが強くなります。
※御幣担ぎ(広辞苑)
(御幣をかついで不吉をはらう意から)縁起を気にしたり迷信のためにつまらないことを忌みきらったりすること。また、その人。えんぎや。