お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Do You Believe in Religion?(あなたは宗教を信じますか)

 最近の朝日新聞に、同新聞が読者の紙面モニターに実施した、宗教に関するアンケートの結果が出ていました。回答者数は1956人で、まず、「神や仏を信じますか」という問いには、「はい」が58%、「いいえ」が42%でした。この「はい」と答えた人のうち、「どんな時に信じるか」には、「幸せに感謝する時」が最も多く539人、また、「いいえ」と答えた人のうち、「信じない理由」は「科学的でないから」が最も多く349人でした。       
 ところが、「信仰している宗教はありますか」というモニター全員に対する問いには、「ある」と答えた人が16%、「ない」が82%、「その他」が2%でした。
 この結果を受けて、「無宗教だけど、無神論ではない。こうした考え方をする人が、日本人では多数派なのかもしれない」という紙面編集者のコメントがありました。      
 とても興味深い結果だと思いますが、私としては、無宗教の人が82%、という数値に正直驚いています。特定の宗教を持っている人でも16%ですから、そのうちの仏教信者に限れば、更に少ない数値になるのは明らかです。このようなことから、末法の時代のせいかな、とふと思ったりします。この末法については、『浄土真宗聖典』(p.1540)には、このような説明があります。「正・像・末の三時の一。像法の後、一万年つづくという。教(仏の教法)のみあって行(実践)と証(さとり)のない仏教衰微の時代」。記述の如く、末法は一万年続きますが、現在は末法に入って約1千年経つといわれます。まだ末法の入り口ですが、世の中はだんだん乱れていくように思えますし、仏教も衰微しつつあるのでしょうか。   


 仏教を抜きにした人生は考えられない私のような者からしますと、「人身受け難し。仏法聞き難し」の言葉が、今更のように重く響きます。        
(As for me, I can’t think about my life without Buddhism. Therefore, the expressions
“It’s difficult to be born a human being. It’s hard to hear Buddhism.” feel all the more
serious.)