Other People’s Attention（人目）

　この話は「犬のフン害」について新聞（朝日）に出ていたものです。「犬の飼い主は散歩中、路上にフンを残して帰るということはありません。ところが、家や店の少ない一角、深夜と早朝に放置が目立ったそうです。そのため、市の取った対策は“イエローチョーク作戦”というものでした。黄色いチョークで路面に印をつける。丸でも矢印でもよい。発見した日時を書き添える。たったこれだけのことで半年もしないうちにフンは激減、苦情もほぼなくなったといいます。その理由は、“だれかに見られている。そんな心理が働いて、不始末が激減した”」ということだそうで、なるほど、と思いました。　　　　　　　　　　　　　

　「だれかに見られているのではないか」。何かやましいことをする時は人目が気になるものです。けれども私は人目よりも阿弥陀さまの目が気になります。阿弥陀さまはいつも私に寄り添い、慈悲の眼で見守っていて下さるからです。「その目が悪事に対する抑止力になって下さるとは、なんと有り難いことかと思います。(I am very thankful to Amida Buddha because the Buddha’s eyes work as a deterrent power against my wrong doing.)」