お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

虫を駆除して正当化 ( Justification after I Exterminated Worms ) 

 富有柿の苗木を植えてから6年、昨年たくさん実をつけたせいか、今年は一個しか実がなっていません。そのため、木の葉の消毒もせずにいました。するとどうでしょう。ほんの数日前、葉っぱがかなり食い荒らされているのに気づいたのです。           

 よ~く見ると、例のイラガと呼ばれるガの一種である幼虫、イラムシがいっぱい葉を食い荒らしていたのです。このイラムシ、毒針を持っていて、知らずに触れるとヒリヒリと非常に痛いのです。しかも、その虫の色は全体が黄緑で、所々に焦げ茶の模様があり、そのバランスが如何にも醜く、嫌な感じがするのです。これまで、数回刺されたことがあるのですが、皮膚がとたんに真っ赤に腫れあがり、しかも痛いこと、痛いこと、閉口しました。                     

 実はつけていないとはいうものの、葉をいっぱい食い荒らされては、木の成長に悪影響を与えると思い、腕まであるナイロンの手袋をして、割り箸で幼虫とりに専念し、数十匹捕獲しました。そして、その日はちょうどゴミの収集日だったので、ゴミとして駆除したのです。

 さて、ここで思ったことですが、虫であれ、私の犯した殺すという行為は悪行であり、決していい感じはしません。とは言え心の中では、そうせざるを得ないのだから仕方がないでしょ!と、弁明しているのです。                          

「目的は手段を正当化する。( The end justifies the means. )」という諺があります。「私はまさに、“仕方のないこと”と、自分の行為を正当化したのでした。( I did justify

my actions by thinking they couldn’t be helped. )」

 悪いと思いながらもやってしてしまう悪、業縁のなせるわざだといわれます。しかし悪は悪、できるだけ悪行はしないように心がけねばと思っています。