今日限りの命 ( Life Only for Today )
今日ばかりおもふこころを忘るなよ
さなきはいとどのぞみおほきに
今日を限りの命だと思う心を忘れてはならないぞ。そうでないと、この世のことにますます欲が多くなるから。( Don’t forget your life is only for today, if not so, you will have
more and more desires for things in this world. )
覚如上人の詠まれた歌です。 『蓮如上人御一代記聞書』(六八)
元旦は、人生の節目の日、つまり、人生の区切りの日と言ってもいいでしょう。新鮮な気持ちになり、新年の目標などを掲げれば、希望もわいてきます。
覚如上人は、(元旦というめでたい日でも)一日は一日。「今日限りの命」と思って出発しなさいよ、と諭されています。当然、今日限りの命と思えば、欲などわいてきません。心したい言葉です。