俱会一処(くえいっしょ)
俱会一処; 阿弥陀仏の浄土に往生して、浄土の懐かしい人々と共に一処に会同すること。( Those who carefully listen to the teaching want to attain enlightenment and be reborn in the Pure Land, and then they see good old people again in the Pure Land. )
私はこれまで祖父母、両親、夫、数名の叔父や叔母、従妹(いとこ)等、何名も縁者を見送ってきました。これら、縁のある人は皆、真宗門徒でした。叔父の一人は僧侶でもありました。そのような環境の中で育った私は幼い頃から、お仏壇にお参りするのが普通になっていました。
冒頭に書いた通り、この世に生を受けて、今生で阿弥陀仏の本願に救われた人たちは、浄土に往生して懐かしい人々と一処に再び会うことができるのです。
ただ注意しなければならないことは、以前よく聞いた言葉ですが、「死んだら仏」「死んだら仏」とよく言われたものです。幸いこの頃はあまり聞かれないようですが、死ねば誰もが仏になるわけではないのです。あくまで、阿弥陀仏の教えを疑いなく聞いた上で、浄土往生が定まることを念頭に置かなければなりません。