よき友を大切に ( You Should Value Your Good Friends )
善知識・同行にはしたしみちかづけとこそ説きおかれて候へ (親鸞聖人御消息)
「善知識」とは、よき友や、自分のことをよく知ってくれている人、教え導く人のこと、「同行」は同じ教えのもとに結ばれた仲間を指す言葉です。親鸞は善知識や同行とは親しみ、そばにいるべきだと説き、彼らを侮ったり、軽蔑したりすることは重い罪であると非難しています。
仲間の励ましによってどん底から立ち直れることもあれば、身近な人の甘い言葉で思わず道を踏み外しそうになることもあるでしょう。どんな人とつき合うかによって人生が大きく変わります。お互いの生き方を尊重しながら、よい影響を与え合うことのできる人こそ、あなたにとっての善知識です。
思いやりを忘れず、いただいた縁を大切にしましょう。
【 『 くり返し読みたい 親鸞 』 監修;釈 徹宗 リベラル社 】
よき友を大切にすることで、自分も友から大切にされることになり、お互いによい影響を与え合うことが大事だと思われます。
そして、親鸞聖人の言葉通り、善知識・同行には親しみ近づくよう、心がけたいものです。