困っている人ほど心をかける(We Should Do Care a Lot to a Person Having a Trouble)
病子において心すなはちひとへに重きがごとし。大王、如来もまたしかなり (教行信証)
この言葉は『涅槃経』という経典から引用されたものです。「7人の子どものうち、1人が病気になれば、親の心は平等であっても病気の子にはひときわ心をかけるものである。それは阿弥陀さまの心と同じことである」ということを表しています。阿弥陀さまの慈悲は平等であるからこそ、悩み苦しんでいる人を見つけ、救ってくださるのです。
私たちの社会ではときに、皆が平等でないことに対して不満を持つ人がいます。しかしそれは全く違います。皆が同じ目の高さになるように心がけることで、公平でよりよい世の中になるのではないでしょうか。周りで困っている人がいれば、率先して声をかけてみてください。
【 『くり返し読みたい 親鸞 』 監修;釈 徹宗 リベラル社 】
「阿弥陀さまの慈悲は平等であるからこそ、悩み苦しんでいる人を見つけ、救ってくださるのです」から、皆が平等でないことに対して不満を持つのではなく、皆が同じ目の高さになるように心がけることが大切であると教示されています。実行するよう努めたいと思います。