お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2018-01-01から1年間の記事一覧

Four Kalpas(四劫)

「四劫」について『広辞苑』にはこのように書かれています。 「[仏] 世界の成立から破滅に至る四大期。世界が成立する期間を成劫(じょうこう)、成立した世界が持続する期間を住劫(じゅうこう)、世界の壊滅するに至る期間を壊劫(えこう)、次の世界が成…

Five Defilements(五濁)

親鸞聖人の詠まれた「正像末和讃」の一首に、「五濁の時機いたりては 道俗ともにあらそひて 念仏信ずるひとをみて 疑謗破滅(ぎほうはめつ)さかりなり」という和讃があります。 ここにある「五濁」について『広辞苑』にはこのように書かれています。 「[仏]…

Enlightenment(めざめ)

生きるよろこびにめざめさせてくださるのが ほとけさま (東井義雄) (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究会編集)<4月の言葉>より 生死不二といわれますが、生と死は表裏一体で切り離せません。人生には至る所に生きる喜びを感じる場面がありますが…

The Everlasting Sutra(永遠の経典)

仏教経典の一つ、『大無量寿経』には、このように書かれています。 「当来之世 経道滅尽 我以慈悲哀愍 特留此経 止住百歳」<当来の世に経道滅尽(きょうどうめつじん)せんに我慈悲を以て哀愍(あいみん)し、特に此(こ)の経を留(とど)めて止住(しじゅ…

Joy of Living(生きる喜び)

春とは言え、ここしばらく真冬に戻ったような寒い日々が続いていましたが、日中はようやく春らしい温かさが感じられるようになりました。でも、早朝はまだ寒さが厳しいようです。ほんの数日前、いつもの公園にウォーキングに出かけた時は、カラッとした晴天…

Three Dharma Ages(三時)

仏教では、「三時」について教えられています。『浄土真宗聖典』によりますと、このようです。「正法(しょうぼう)・像法(ぞうぼう)・末法(まっぽう)の三時をいう。釈尊入滅後、時代が移るにつれて次第に仏教が衰微していく状況を正(しょう)・像(ぞ…

Based on Buddhism(仏法にもとづいて)

『御一代記聞書』(九六)にはこのように書かれています。 「蓮如上人は、『浄土真宗を信じるものは、どんなことでも、世俗的な心持ちで行うのはよくない。仏法にもとづいて、何ごとも行わなければならないのである』と仰せになりました」 この文を読んで、…

A Fool(愚か者)

親鸞の言葉18:愚かであることの自覚 故法然聖人は、「浄土宗の人は愚者になりて往生す」と候(そうら)ひしことを、たしかにうけたまはり候ひし・・・・・・ (亡くなった法然聖人が「浄土の教えを信じる人は、愚か者になって往生する」といったことを、確…

Learn from a Dandelion(たんぽぽに学ぶ)

たんぽぽ どんな花もまねのできないたんぽぽの花を咲かせます(東井義雄) (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究会編集)<3月の言葉>より たんぽぽが、他のどんな花もまねのできない独自の花を咲かせるように、他のどんな花もそれぞれ独自の花を咲かせ…

The Difference of One’s Eyes(目線の違い)

今年の冬は例年の数倍の雪が降りました。いつもウォーキングに出かける公園には、まだたくさんの雪が残っています。幸いメインの道は除雪がしっかりされているため、歩くには困りません。今年は、山の中腹に沿った道を、出かけるたびに続けて歩いてみました…

The Mind of a Person of 100(100歳の心)

100歳近い人の心の内には、70代ごろまでの人とは異なる「幸福感」が存在する。東京都健康長寿医療センターと大阪大学などの研究(SONIC)から、こんな分析結果が浮かび上がってきた。「老年的超越」と呼ばれる精神世界はどんなものなのか。 「老年的超越」と…

Always beside Us(いつも側に)

誰かがいつも側にいて、黙って、あるいはうなずきながら聞いているのだった。 小岩勉 原発の誘致か反対かで大きく揺れる中、1984年に運転を開始した女川原発。数年後に漁村の暮らしと生業(なりわい)を撮り始めた写真家は、訪れた家々で、地域に走った深い…

Good and Evil(善と悪)

親鸞の言葉15:仏の定めた善と悪 善悪のふたつ、総じてもつて存知せざるなり。(私は善と悪、二つの事柄について何も知らないのだ。)(『歎異抄』後序) 親鸞ほどの人間がものの善悪がわからない、というのだろうか。しかしここでいう善悪というのは一般的…

Self(自己)

各人がそれぞれ自己自身にもっとも遠い者である ニーチェ 「道徳の系譜」のなかで引かれているドイツの格言。最も見えにくいものは自分自身である。(略) 私の看板であるこの顔、それをよりによって自分だけが見られないことの怖さに心が凍りつく。(朝日新…

The Important Messenger(大切なお使い)

失敗は私の問題点を知らせにきて下さる大切なお使い(東井義雄) (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究所編集)<二月の言葉>より この言葉から二つのことを考えてみました。 まず、「失敗は成功のもと」と言われますように、失敗をしてもそれを反省し…

Snow-covered Roads(雪道)

ここしばらく極寒の日々が続き、先日は例年にない大雪が降りました。歩道や脇道は除雪されていない所が多く、そんな時、大量に積もった新雪の道を歩くのは大変です。だから、誰か一人でも歩いた長靴の跡があれば「しめた」と思います。多少歩幅が大きかろう…

The True Cause of Nirvana(涅槃の真因)

親鸞の言葉04:ただ信じること 涅槃の真因は ただ信心をもってす。(悟りの境地に至るための本当の手立てはただ一つ、信心だけである。)(『顕浄土真実教行証文類』信文類) 弥陀の本願に「至心・信楽・欲生」とある。至心は弥陀の真実の心。信楽とは弥陀の…

Being Too Late(手遅れ)

人生は、手遅れのくり返しです。 ある僧侶 あの時はわからなかったけど今だったらわかるということが、人生にはよくある。自分のしたことが、他人に思いもよらぬ仕方で受けとめられ戸惑う。他人の人生に意図せぬ屈折や傷を与えてしまい、そのことも後になっ…

Now(今)

一度きりの尊い道を 今、歩いている(東井義雄) (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究会編集)<一月の言葉>より 生き直しのきかない一度きりの人生、しかも、明日という日の保証のない、無常の世を生きる人生です。だから、人生は「今」よりほかにあ…

Happy New Year(謹賀新年)

先月、ある法友の方から頂いたメールにこのように書かれていました。 「仏教書も御法話テープも、読みたい、聞きたいと、うれしい時間が過ぎていきます。なんとも有り難い人生です」。 読んでいて、心がほっこりしました。仏法が聞ける人生って本当にいいな…